
【42V新製品】爆風の空調服ファンに乗り換えたら快適過ぎた! バッテリーも40000mAhで1日快適

近年の暑さ対策に必需品となっている「空調服」ですが、満足していますか?服の遮熱性能は足りていますか?風量は十分ですか?
今回は、空調服の『ファン』に注目し、今年注目の新製品を購入しその効果を検証してみました。ちなみに、私自身も普段は農業の仕事において空調服を愛用しています。
実際に爆風を体験してみた
今回は、以前紹介している空調服「G4040(コーコス信岡)」に新たなファンを取り付けて使用しました。
ちなみに、以前は冷える半導体という「ペルチェ素子」搭載の12Vファンを装着していましたが、正直ペルチェよりも風量が強い方が快適だと感じました。空調服含め、下記の記事もよろしければご覧ください。
風量も音もとにかくすごい
今回使用するファンについて紹介します。バッテリーやファン、ケーブルがセットになっている製品です。
メーカー | Daonaca |
---|---|
電圧 | 42V (20V~42Vで7段階調整可能) |
バッテリー容量 | 40500mAh(3.7V換算時) |
連続稼働時間 | 最長25時間 |
風量 | 最大219L/s |

まず、初めて使ってみた感想は「とにかく風と音がすごい」でした。最高出力の42Vでは、ウィーンという甲高いモーターとファンの音で、空調服の中を下から上に強い風が吹き抜けます。
朝から夕方まで空調服を充電なしで使用する場合は、30Vか26Vあたりがおすすめです。30Vと言っても十分な風量があり、12Vのファンと比べると倍以上の強さを感じました。
12Vファンとの比較
以前使用していた12Vファンと今回の42Vファンを簡単ではありますが比較してみました。本当は風速計があればいいのですが紛失したので、ティッシュで代用です。

乗り換え前に使用していた12Vファン強モードで稼働させた様子です。ティッシュは風に乗って浮き上がりますが、強くなびくほどの強さはありません。
次に、今回紹介する42Vファンです。

うおぉーー!ティッシュが捻じれて激しく揺れています。42Vモードです。確実に、以前使っていた12Vファンよりも強い風を感じます。
次に、音の比較です。iPhoneの騒音計アプリを使用しました。ただ、音に関しては音が大きいから絶対的に風が強いというわけではなく、モーターや羽の性能に大きく左右されるポイントなので、参考程度にご覧ください。

2つを比べると、42ファンの方が10dB大きく、また周波数帯も高くなっています。確かに、42Vファンは音が大きくまた高音だなと感じます。
1日もつ?どのくらい稼働するの?
「自動モード」と「固定モード」の2つがあり、電源を入れてすぐは自動モードになっています。
自動モードは、42V(30分)→38V(1時間)→34V(1時間)→30V(6.5時間)という形で所定の時間経過後に自動で降圧し、最終的に30Vで固定となります。よって、合計で約9時間稼働となります。
固定モードは、自分でスイッチを操作して電圧を切り替えるモードで、電源を入れた後再度スイッチを操作すると固定モードになります。自動で降圧はせず、その電圧で固定されます。
自動モード
電圧 | 稼働時間 | 備考 |
---|---|---|
42V | 30分 | ↓時間経過後に自動降圧 |
38V | 1時間 | ↓時間経過後に自動降圧 |
34V | 1時間 | ↓時間経過後に自動降圧 |
30V | 6.5時間 | →固定 |
合計 | 9時間 |
固定モード
電圧 | 稼働時間 |
---|---|
42V | 5時間 |
38V | 6時間 |
34V | 7.5時間 |
30V | 10時間 |
26V | 13時間 |
22V | 21.5時間 |
20V | 25時間 |
固定モードは、その電圧で連続稼働する場合の稼働時間です。

風量が全てではない、他の意見
空調服は、外仕事の環境においてのみ使用されている訳ではありません。最近では、引っ越し業者や倉庫内での屋内作業においても使用されることが多くなってきています。
空調服は外部から風を取り込むという特性上、いくつかの問題が発生します。1つは屋内等の空気が循環しにくい環境において熱風が取り込まれるということ、2つ目は粉塵が発生する環境における使用でファンに負荷がかかるだけではなく衛生上でも問題があるということです。
上記のような環境では空調服ではなく、水冷服やペルチェベストの使用を推奨します。また、場合によっては空調服とそれらの製品を組み合わせることでより効率的に体温を下げることができるようになります。
使用した製品
この記事で紹介しているファンは次の通りです。Amazonから購入できます。
ファン
乗り換えて正解の製品でした。バッテリーやケーブルもセットで、すぐに使用できます。ケーブルにスイッチが付いているのではなくバッテリー側で電圧の操作ができるのが、服のどこにスイッチがあるのか探したり、いちいちバッテリーの電源を入れてからスイッチ操作という動作が不要になり、便利でした。
30Vあたりから動作音が結構大きくなるので、会話には支障が出ます。2週間ほど使用していますが、特に何も不具合は発生していません。バッテリーは付属の充電器で、約5時間でフル充電になります。