
Z世代専用?すれ違いアプリ「Sway」都内と地方で実際に使ってみた

ZenlyやWhooをはじめとした、Z世代に人気の位置情報共有サービスですが、今年新たに「すれ違い」に注目したスマホアプリ『Sway(スウェイ)』が公開され、偶然にすれ違ったあの人との出会いや同じ趣味をもつ人との出会いがある場として利用者が増加しています。
2025年2月にリリースされて以来、ダウンロード数は5,000件を超え累計すれ違い数は100万回に達しているそうです。1か月ほど前にTikTokで流れてきたので、乗り遅れるわけにはいかないということで、実際にアプリを入れてどのようなものなのか試してみました。
アプリの概要
「Sway」は、アプリ利用者同士が物理的に近づくとお互いのプロフィールが共有されるというのが基本動作となっています。
プロフィールには、名前や写真のほか、お気に入りの曲やすれ違ったときに聴いていた曲、InstagramやXなどのリンクも設定することができます。好きな音楽を共有できるというのが、このアプリの特徴でもあります。

主な機能
- すれ違い:アプリ利用者同士が近づくと、約15分後に通知されます。
- プロフィール:すれ違うとお互いのプロフィールが共有され、誰とすれ違ったのか確認できます。相手のお気に入りの音楽なども実際に再生して聴くことができます。
- いいね:プロフィールの「いいね」、音楽の「いいね」機能があります。お互いのプロフィールをいいねすると『友達』となり、近づくと通知が来るようになります。
- チェックインスポット:東京駅やディズニー、六本木や新宿などのエリアでアプリを開くと「チェックインしたエリア」となり、プロフィールにそのエリアが表示され、エリアごとのユーザー一覧にも掲載されます。
- 通知:相手のプロフィールを閲覧すると、その相手に誰が自分のプロフィールを閲覧したか通知されます。また、Instagramなどのリンク先へ移動した場合も同様に通知されます。
- 非公開エリア:最低でも1か所指定する必要があり、自宅付近をエリア設定することでそのエリアではすれ違いが発生しません。複数箇所の指定が可能です。
- スポット作成:バージョン1.16.0から実装された新機能、チェックインスポットを新たに作成できます。
実際にすれ違うの?
アプリをダウンロードして、実際にすれ違いが発生するのか約1か月間試してみました。
アプリ利用者のほとんどは2000年~2010年生まれの人で、MBTIの項目もあります。また、すれ違い数やいいね数なども確認できます。
地方でのすれ違い
現在の住まいである山形県では、駅周辺と県庁所在地の山形市中心街で5人ほどすれ違いがありました。多くて1日3人程度で、アプリ利用者はほとんどいません。
都内でのすれ違い
東京に3日間の旅行へ行ったところ、100人以上のすれ違いがありました。一度に10件以上の通知が来ることも多く、駅や観光スポットなど様々な場所で多くの利用者がいました。

使ってみた感想
東京をはじめとする首都圏や、愛知、大阪、札幌などの人口が集中している場所では多くのアプリ利用者がいるためすれ違いが頻繁に発生します。すれ違うのが目的のアプリなので、そもそもすれ違いが発生しないと楽しくありません。
山形ですれ違った人と東京で再度すれ違い、そんな人いたかな?と思っていたら相手から「いいね」が届き、お友達になるという場面もありました。また、あの時電車で向かいの席に座っていたあの人だろ!ということも。

アプリ自体はそこまで難しい操作も必要ないので、気軽に始められます。常にアプリ側で位置情報を取得する必要がありますが、バックグランド状態でバッテリーの消費は、1時間で1%程度なので、極端にバッテリーの消費量が増えたということはありませんでした。
すれ違いという今までにはなかった視点に注目したアプリ、Z世代なら触れてきたであろうあの3DSにもそんな機能ありましたよね!まだまだ発展途上のアプリなので、不具合なども見受けられますが、今後利用者が増えるとともにたくさんのすれ違いに期待です。