ガレージシャッターの「内側」水洗いしてみた! 音が大きくなったり重くなったら試してほしいメンテナンス

ガレージシャッターの「内側」水洗いしてみた! 音が大きくなったり重くなったら試してほしいメンテナンス

最近、ガレージシャッターが重くなった、開閉する際に音が気になるようになったという方、内側が土やほこりで汚れていませんか?

汚れが蓄積すると開閉の支障になったり、手が汚れたり、良いことはありません。今回は、自宅の小屋にある一度も清掃したことがないシャッターを水洗いして注油までしてみました。

今回は内側の水洗いをしますが、外側も同様の方法で水洗いができます。

汚れが蓄積したシャッター
汚れが蓄積したシャッター

今回のメンテナンスにあたり、必要な物は次の通りです。水洗いをすると錆が進行してしまったり、余計に動きが悪くなってしまう場合があるため、シャッターの説明書を確認したうえで最新の注意を払っておこなってください。

  • ホースとシャワーヘッド(高圧洗浄機はNG)
  • 中性洗剤
  • 柔らかいブラシ
  • タオル
  • 脚立(足場台が推奨)
  • シリコーンスプレー
  • ブロワー(あった方が楽)

水洗いの前に、シャッター周辺の物は片付けておきましょう。また、上部の箱のようなの部分「シャッターボックス」には水をかけないように注意してください。特に電動シャッターの場合は、モーターやスイッチ部分に水がかからないようにしてください!

触ると…これがどのくらい綺麗になるでしょう?
触ると…これがどのくらい綺麗になるでしょう?

それでは水洗いスタート!!

水で汚れを浮かします

まずは、汚れを浮かせるためにたっぷりと水をかけていきます。

内側は外側と違って溝が深いため、上から下に、一度に全面をするのではなく、左・真ん中・右という形で場所を分けて水をかけます。

ちなみに、水洗いを始めたら拭き取りが終わるまでは、シャッターの開閉はおこなわないでください。

洗剤ブシャー
洗剤ブシャー

ある程度水洗いで汚れが落ちたら、次に洗剤とブラシを使って頑固な汚れを落とします。

ブラシに洗剤を付けて、傷が付かないように優しく洗います。汚れがひどい場合、アルカリ性の洗剤でも構いません。今回は、業務用のアルカリ性洗剤を電動のフォームガンで吹き付けます。

このシャッターは特に汚れているため、下洗い・本洗い・部分洗いの3回に分けて洗います。下洗いでは大まかにブラシでこすり、大きな砂やほこりを落とします。水で流し、再度洗剤を吹き付けて本洗いです。時間をかけて、溝の部分もしっかりと洗います。再度水で流し、最後に部分洗いです。隅の部分や落ちていない汚れを集中的にブラシやハケを使って落とします。

洗剤が残らないようにしっかりと上から下に水を流します。

ブラシでゴシゴシ(タイヤブラシ笑)
ブラシでゴシゴシ(タイヤブラシ笑)

水洗いは終了です。

ここで放置するとサビが発生したり、汚れが付きやすい状態になってしまいます。持っている方はブロワーを使って水を吹き飛ばします。ない方は、溝に溜まった水を重点的に乾いたタオルで拭き取ります。

ブロワーを使った方は、しっかりと水を吹き飛ばし、最後に乾いたタオルで拭きましょう。

ブロワーで水を飛ばして乾燥させます
ブロワーで水を飛ばして乾燥させます

拭き取り後は、可動部に注油をします。

サビを防ぐとともに、動きを軽く、良くします。シャッターを動かして可動部分を確認してから注油します。

  • スプリング
  • ガイドレール
  • 軸受け・ベアリング
注油箇所
注油箇所

スプリングや軸受け部はシャッターボックス内にあります。基本はスプリング2つ、軸受けまたはベアリングは2つか3つです。

基本はシリコーンスプレーを使います。軸受けやベアリング部分は状況に応じてモリブデンなど極圧グリスの方が望ましいです。

ガイドレール
ガイドレール

ガイドレールは、左右の柱の部分です。

よーく見ると手前側に樹脂のパーツがあるので、そこに上から下に軽く注油します。汚れている場合は汚れを落としてから注油します。この樹脂パーツがあることでシャッターの金属部分が直接触れず、開閉時の音や揺れを低減しています。

水洗い後のシャッター
水洗い後のシャッター

作業終了です!汚れが酷かったこともあり、2時間ほどかかりました。めちゃめちゃ綺麗になった!新品みたい。

内側の汚れが外側に流れ出していたので、外側も若干水洗いしました。同時に両側を水洗いする方は、内側をしてから外側をするようにしてください!

なお、シャッターによってパーツが異なるのでメンテナンスの参考としてご覧いただければ幸いです。それでは、楽しく安全に作業しましょう!!

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