爆光?なのに電気代フリー!「intelamp」ってどう?街灯のように常時点灯できる『4000ルーメン・20000mAh』の大型ソーラーライト

爆光?なのに電気代フリー!街灯のように常時点灯できる大型ソーラーライト 4000ルーメン・20000mAh「intelamp」の製品はどう?

人が通ると点灯するセンサーライト、便利な上に防犯面でも最近は多くの家庭に取り付けられています。様々な製品がある中、ソーラー式で大容量バッテリー搭載、そして爆光と言っても過言ではない大型のセンサーライト、気になりませんか?

今回はAmazonで取り扱いのある「intelamp(インテランプ)」というメーカーのソーラー式センサーライトを購入し自宅に設置してみましたので、設置方法や気になる明るさ、機能などを紹介します。

初めてのソーラー式センサーライトですが、その性能に驚きました。

「intelamp」ってどこの会社?

製品の紹介をする前に、「intelamp」について触れておきます。

「intelamp」は中国の深センにある、太陽光を専門とした照明機器製造メーカーです。2004年に参入して以来、中国のEC市場で人気上位を占めています。日本ではAmazonで正規品の取り扱いがあり、下~中価格帯で販売されています。

メーカーのホームページ(https://intelamp.com)
メーカーのホームページ(https://intelamp.com)

独自のICチップを開発し、長寿命化と安定した性能、そして低照度環境においても高い発電効率を実現しているそうです。

梱包もしっかりしていて、悪いメーカーではないようです。

大型のソーラーライト買ってみた!

それでは、今回の本題「intelamp」の大型ソーラーライトを自宅に取り付けてみます。型番は「YL005-18GP20」で、現状は最上位機種です。

ちょうどブラックフライデーセールが開催されていたので、通常価格よりも1,000円以上安く購入できました。

本体や付属品
本体や付属品

LEDライトとソーラーパネルのほか、取り付け用のブラケットやネジ、リモコンとセンサーボックスが付属しています。日本語の説明書とリモコン用の電池もセットです。

バッテリーはライト側に内蔵されています。脅威の20000mAhのリチウムイオンバッテリー!一般的なものは3000~6000mAh程度です。

ソーラーパネル
ソーラーパネル

LEDライトは横幅24cm・縦幅18cmです。人感センサーが左右に2つと、メーカーロゴの右下にリモコンの受光部があります。

この製品は、ソーラーパネルとライトが分離式で、太陽の位置を気にせずライト本体を設置できます。パネルとライトは5mあるケーブルで接続します。

ライトとソーラーパネル
ライトとソーラーパネル

ライトもソーラーパネルもデカい!!

ソーラー式のセンサーライトは手のひらサイズのパネルが一般的ですが、これは約6倍のサイズ、横幅43cm・縦幅35cmもあります。発電効率は24%で、出力は5V20W。単結晶のシリコン系パネルです。

約5時間でフル充電されます。

LEDチップが敷き詰められたライト
LEDチップが敷き詰められたライト

ライト本体はLEDチップが210個搭載され、3面発光により180°という広角で光が照射されます。最大4000ルーメンで、色温度は6500Kです。

2つの人感センサーにより広い範囲で人の検知が可能で、実際に使ってみて、直線で10m程度から反応します。

気になる明るさは?

皆さんが気になるのは実際の明るさだと思いますので、取り付け方法や機能の説明の前にここで紹介しておきます。

点灯前と点灯後の実際の写真です。

ライト点灯前の状態
ライト点灯前の状態

これが…

ライト点灯後の状態
ライト点灯後の状態

どーん!(写真右上にライトを設置、左上に見える光は歩道の街灯です。)

道の駅の駐車場のように明るくなりました笑 ちょっとやり過ぎなくらい明るい、これが100Vではなくソーラーの充電式というのが驚きです。これが100%の明るさで点灯させた状態ですが、この状態で12時間点灯するらしいです。さすがのバッテリー容量。

ほかに明るさを例えるとしたら、夜の工事現場、スーパーの駐車場って感じです。

人感センサーの増設が可能!

この製品には、「センサーボックス」が付属しています。

付属のセンサーボックス
付属のセンサーボックス

このセンサーを取り付けることで、30m以内のライトが自動で点灯します。ライトが反応しない位置にセンサーボックスを設置することで、ライトのセンサーが反応していなくても点灯するという便利機能も搭載されています。

センサーボックスも本体のソーラーで約1時間でフル充電されます。1回のフル充電で約200回検知するようです。手のひらサイズで、縦11cm・横6cmです。付属のネジか両面テープでボックスを装着します。

複数のライトが連動できる!

今回、設置場所の都合上同じ製品を2台購入しています。2台が1つになる…この製品優秀でした。

同じ製品を30m以内に複数取り付けた場合、いずれかの1つのライトが反応すると、範囲内のほかのライトも点灯します!先ほどのセンサーボックスと組み合わせることも可能です。

センサーボックスが反応→20m離れたライトが点灯→ライトから20m離れた別のライトが点灯という使い方もできるんです。いやーびっくり高性能ですね。Bluetoothのような仕組みなんですかねこれ?

intelamp製品を複数台設置すると使える機能
intelamp製品を複数台設置すると使える機能

この機能は、intelampの一部製品が対象で、今回紹介している「18GP20」というモデルのほか10E、13P10、16Aの計4モデルが対応しています。

ペアリングなどの操作不要で、電源が入っていると自動で動作します。

点灯時間の調整やモードの切り替え

点灯モードが4つあります。いずれのモードにおいても、暗くなると自動で点灯し、明るくなると消灯します。

※ソーラーパネルから給電されているかどうかで明るさを判定しています。

モードセンサー動作常時点灯説明
センサーモード1動きを検知すると点灯し、設定時間経過後は減光して点灯し続ける。
センサーモード2×動きを検知すると点灯し、設定時間経過後は消灯する。
照明モード1×暗くなると設定時間まで点灯し、その後は減光して点灯し続ける。
照明モード2××暗くなると設定時間まで点灯し、その後は消灯する。

よくあるセンサーライトと同じ動作をするのが「センサーモード2」です。

センサーモードで動作させる場合、点灯時間を変更することができます。リモコンで、30秒・3分・10分のいずれかを設定できます。照明モードは、2時間~12時間の間で調整可能です。

消灯・減光・全灯時の明るさの比較
消灯・減光・全灯時の明るさの比較

減光時の明るさは10%で、400ルーメンです。減光時の明るさは変更できません。結構明るめで、歩道に設置された街灯と同じくらいです。

全灯時の明るさは60%・80%・100%が設定できます。付属のリモコンで操作します。

リモコン
リモコン

取り付け方法

ライトとパネルが分離式のため、場所に応じて様々な取り付けができるのが魅力です。基本は「壁」か「ポール」に取り付けます。

壁に取り付ける場合は、ライトとパネル用にそれぞれアンカーボルトが付属しているので、コンクリートの外壁などに穴をあけてアンカーボルトを差し込んで固定します。この方法が最も強力な固定方法ですが、壁側の強度や厚さが必要な点や穴をあけるため場合によって防水処理も必要となるため注意が必要です。

今回は壁には固定せず、別に固定用のプレートを準備して「雨どい」に固定します。穴をあける必要はありません。

雨どいに取り付けるためのプレート
雨どいに取り付けるためのプレート

雨どいやパイプに、ステンレスバンドを使用して簡単に固定できるキットがAmazonなどで販売されています。

仕組みは簡単で、ステンレスバンドを使ってライトを取り付けたプレートと雨どいを挟んで固定しています。先に、プレートにパネルとライトをそれぞれ取り付けます。

ライトとパネルの重量が結構あるので、キットに付属しているボルトではなく別にM5のボルトとナット、ワッシャーを用意しました。ワッシャーは両側に使用し、ライトは2本、パネルは3本でプレートに固定します。

ステンレスバンドは必要な長さで切断します
ステンレスバンドは必要な長さで切断します

ステンレスバンドはどんな対象物でも合うように長めに作られています。極端に長いと取り付けの際に邪魔になり、また締め付け用のネジを回すのが大変なのでカットしました。

ルーターを使わないと切断するのは難しいと思います。

ゴム板をバンドと雨どいの間に設けて固定します
ゴム板をバンドと雨どいの間に設けて固定します

雨どい側には、ホームセンター(近くのコメリ)で購入したゴム板を挟みます。ゴム板を介してステンレスバンドを締め付けることで、傷や滑り、へこみを防止します。

このゴム板は、長さを指定してばら売りしてくれます。1mで約500円でした。プレート側に使用しているボルトとナットもコメリです。コメリ最強。

固定した状態
固定した状態

雨どいにクランプしました。「たてどい」と呼ばれている部分です。

若干揺れますが、強度的には問題なさそうです。

ケーブルの取り回しなど
ケーブルの取り回しなど

ケーブルは外れないように結束バンドを使って束ねておきます。あまり束ねるのは良くないらしいですが、それは100Vの話でこれは5Vなので気にしません。ただ、ケーブルを極端に曲げた状態で束ねると断線の恐れがあるので、少し余裕を持たせます。

パネルとライトの接続部分には防水用のキャップがあるので、そこも忘れずに締めます。ライトは上下120度の調整が可能です。

パネルとライトを設置した様子
パネルとライトを設置した様子

ということで設置完了です!

パネルやライト、ケーブルはIP65規格で防水仕様です。雨はもちろん、耐熱や耐寒も備えているようです。ただ、あまり常に雨が当たるのは気に入らないので、軒下に設置しました。

ライトに貼り付けてある保護用のフィルムは剥がして使用します。

ソーラーの設置位置

問題となるのは、ソーラーパネルの設置位置です。

朝から夕方まで、なるべく長時間太陽光が当たる場所に設置する必要があります。約5時間でフル充電されるとのことなので、半日太陽光があれば十分です。季節によっても太陽の位置は変わってくるので、昼の太陽の位置を中心としてパネルを設置します。

充電中はライト本体のランプが点滅する
充電中はライト本体のランプが点滅する

この製品は、パネルから給電があるとライト本体のランプが緑色で点滅します。

直射日光が一番発電効率が良いのですが、曇りの日や影でも効率は落ちますが発電はします。パネルが大きいからか発電効率が高いからなのか、日没後でも30分程度は発電していました。

とにかく明るいライトが欲しいなら買い!

個人的には、買って正解でした。防犯面での対策としても、自宅にセンサーライトがなかったのでどうせならいいやつを買おうという考えで決めた製品でした。他の製品と比べると高めですが、それなりの性能で妥当な価格だと思います。

センサーライトとしても、またリモコンで簡単に操作できるので、作業灯や夜のバーベキューの照明としてもおすすめです。パネルやライト本体の重量がそれなりにあるので設置場所の工夫が必要ですが、それ以外は特に不満点はありません。

なお、取り付けには工具や環境に応じて脚立などが必要です。外壁に穴をあける場合は適切な防水処理も必要となるため、細心の注意を払って作業をおこなってください。

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