「公園の種別」とは? 実は様々な種類がある!【公園を効率的に探そう】
「公園の種別」とは、主に公園の役割を表すために使われるものです。例えば、景観向上のために設置された広場、川沿いにある公園など、様々なカテゴリに分けることが出来ます。
それぞれの特徴を知ることで、目的に合った公園を探すことが可能となります。この記事では、それぞれの公園の役割や上山市における該当する公園を紹介します。
そもそも「公園」ってなに?
「公園」とは人々の憩いや健康増進、スポーツやレクリエーションなどといった身近な目的を含め、都市景観の向上や環境と生物の保全、防災性の向上など、様々な役割がある公衆の場所です。公園は主に法律に基づいて設置されています。
皆さんの身近にあるほとんどの公園は「都市公園」と呼ばれる、都市公園法に基づいて国や地方自治体が設置したものです。その他、「自然公園法」や「児童福祉法」が公園の設置に関わる法律です。
中には、公園という名前が付いていても都市公園法による都市公園ではない場所が存在します。例えば、民間事業者が敷地内に設置するパブリックスペースや、地方自治体が独自に河川敷に設置する公園などがあります。
住区基幹公園
誰しも利用したことがある、身近で基本的な公園です。公園周辺に住む人の利用を目的とし、規模などに基づいて3つに分類されています。
街区公園
街区(誘致距離250m)に居住する者の利用に供することを目的とする公園。標準面積2500㎡。
該当公園:蔵王みはらしの丘7号公園、金生公園、ほか
近隣公園
近隣(誘致距離500m)に居住する者の利用に供することを目的とする公園。標準面積20000㎡。
地区公園
地区公園徒歩圏内(誘致距離1km)に居住する者の利用に供することを目的とする公園。標準面積は40000㎡。
緩衝緑地等
騒音や振動などを緩和したり防止することを目的として設置されます。また、都市の環境保全や景観向上のために設置される場合もあります。
緑地
自然環境の保全や改善、都市景観の向上を図るため設置されたもの。標準面積は1000㎡以上。「緩衝緑地」と「都市緑地」の2つがある。
該当公園:法円堤緑地
緑道
避難路の確保、生活の快適性等の確保を図ることを目的として、植樹帯・歩行者路・自転車路を主体とする緑地。
該当公園:須川河岸堤プロムナード、せせらぎ緑道
特殊公園
風致公園・動植物公園・歴史公園等、その目的に則し設置するもの。
自然公園
風景・植物・野鳥等の自然を保護しその利用の増進を図り、保健・体育・教育に資することを目的とする場所。
該当公園:西山ふるさと公園
児童遊園
児童の健康増進や情緒を豊かにすることを目的とする場所。安全・健全な遊び場所を提供する屋外施設。
農村公園
農業集落に居住する者の利用に供することを目的とする公園。農林水産省の農村総合整備モデル事業として設置された場所も存在する。
河川敷公園
河川敷に設置された公園。河川公園とも呼ばれる。
該当公園:おらだの河原
まとめ
上記で挙げた「住区基幹公園」「緩衝緑地等」については「都市公園」として整備されています。また、上山市には該当公園が存在しませんが「都市基幹公園」と「大規模公園」と呼ばれる場所も都市公園に分類されています。
当活動では、法律に基づき設置された公園のほか、民間事業者等が設置した公園なども掲載しています。それぞれの公園の種別を知ることで、より効率的に目的の公園を探すことが出来るようになります。