山形で化石探し! 化石の森 氷河時代へ

手前に見える構造物は「帯工」と呼ばれるもので、砂防ダムと似た役割を果たし、埋没林を保護するために設けられた。
手前に見える構造物は「帯工」と呼ばれるもので、砂防ダムと似た役割を果たし、埋没林を保護するために設けられた。

約2万3千年の化石が残る、化石の森。氷河時代の針葉樹林根本部分が、この場所に化石として残る。もしかすると、まだ見つかっていない化石を発見できる可能性がある。

雑草の少ない時期に、化石探しの旅へ足を運んでいただきたい。

名称化石の森(かせきのもり)
住所山形県上山市関根三島627-2
アクセスかみのやま温泉駅より車で7分
駐車場あり
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不思議だらけ。そこには深い歴史がある。

約2万3千年前の森林が化石として、根本の部分が立木のまま残っています。

氷河時代、この一帯は針葉樹林だったとされ、大洪水により森林は土砂に埋まり、根本の部分が立木の状態で残った。埋没林の多くは、トウヒ属のエゾマツであり、立谷川や黒沢の河川周辺でも発見されています。化石の森では、木の化石以外に動物や旧石器時代の遺跡が見つかる可能性もあります。

案内板
案内板

ボーリング調査により、姶良カルデラの巨大噴火により噴出した、姶良Tn火山灰も確認されています。須川を管理する山形県は、貴重な自然的遺産として埋没林の保存に、様々な対策を施しています。

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