生居川ダムって? かんがい用、ロックフィルダム

ダムには駐車場や展望台の他に、桜で囲まれた広場も整備されている。
ダムには駐車場や展望台の他に、桜で囲まれた広場も整備されている。

鉱毒対策のために、総事業費177億円をかけて作られた「かんがい用」ダム。仙人沢の真水が取水され、集水面積は11.4k㎡、有効貯水量は247万㎥。

名称生居川ダム(なまいがわだむ)
住所山形県上山市下生居1200-1
アクセスかみのやま温泉駅より車で15分
駐車場あり
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なぜ生居川ダムが作られたのか

蔵王の火山活動や蔵王鉱山での硫黄採掘により、蔵王川は酸性化し農業に影響を与えた。上山の南東部では新たな水源を確保するために、177億円をかけて鉱毒対策事業を行った。

平成4年に完成した生居川ダムは仙人沢の真水が取水され、これにより上山の南東部における「真水かんがい」が可能となった。

通常、手前の天端部分は立ち入り禁止。ツールドラフランスなどのイベント時のみ一般開放される。
手前の天端部分は立ち入り禁止で、ツールドラフランスなどのイベント時のみ一般開放される
所属河川一級河川 最上川水系生居川
型式中心遮水ゾーン型ロックフィルダム
用途かんがい
放流設備
  • 農業用取水施設
  • 自由越流式非常用洪水吐
管理用設備
  • 管理事務所
  • 係船設備
  • 監査廊
  • 漏水量計側室
着工昭和54年(1979)
竣工平成4年(1992)
集水面積11.4k㎡
有効貯水量2,470,000㎥

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取材協力

上山市土地改良区

花森湖ふれあい広場

生居川ダムに併設されている近隣公園です。2015年に「かみのやま音楽祭 湯ノ音」が開催された場所です。