プールと同じ長さの木!? 菖蒲にある杉を見に行く

県道263号を東に進み、ここ上山市の菖蒲地区に着いた。
まだ雪がちらほら残っている4月上旬、前から気になっていたとあるものを探しにサイクリングがてら出掛ける。何たって、文化財に指定されているプールと同じ長さの木があるらしい。
名称 | 菖蒲の大杉(しょうぶのおおすぎ) |
住所 | 山形県上山市菖蒲200 |
アクセス | かみのやま温泉駅より車で14分 |
駐車場 | なし |
そこにある歴史と想い
北側に位置する呑岡山沿いに連なる電気柵。数年前に1つ下に位置する小笹地区から菖蒲地区にかけて設置された。地元の人の話によれば、イノシシやサル対策のためとのことだ。
今日の目的地である「菖蒲の大杉」の看板が見えた。ここも左右には電気柵がはばかる。入口はゲート式の電気柵になっているため、開けて入り、閉めて帰る。

入口から歩くこと約2分。とても大きな木と赤い鳥居が姿を現した。鳥居のそばには何やら標柱が。
ここには上山市指定文化財「菖蒲の大杉」がある。稲荷神社の境内に位置するこの杉は、高さ約28m・幹囲4.5m・推定樹齢約200年の御神木である。
この杉は、雪や寒さに強い「裏杉」に分類される。

鳥居をくぐり、稲荷神社に手を合わせる。実は、宮脇の正八幡神社にも「正八幡宮の一本杉」というものが存在するが、2017年に強風で倒れてしまった。
こんな知られていない場所が上山市にはたくさんある。文化財巡りも面白そうだ。
